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2009年07月20日の記事

2009/07/20(月)Windows 7 RC

Windows 7 RC をインストール

ダウンロードだけして放置状態だったWindows 7 RCを今更ながらインストールしてみました。x86版とx64版がありますが、x64版の方が(なんかトラブルが起こりそうで)面白そうなのでx64版を選択。

インストール

1週間前にVistaの再インストールをしたときにパーティションを空けておいたので、そこへインストール。

パーティション

インストール手順自体はVistaとほぼ同じで簡単です。インストール後はドライバを適用するまでもなくほとんどのデバイスを認識しましたが、念のためグラフィックドライバだけは最新版を適用しておきました。

エクスペリエンスインデックス

とりあえずは、エクスペリエンスインデックスを見てみることに。Vistaと違って最大値は7.9になっています。

エクスペリエンス インデックス

少なくとも、悪いスコアではなさそうですね。

UAC

Win7になって、UAC(ユーザーアカウント制御)の設定を細かくできるようになりました。

ユーザーアカウント制御の設定

デフォルト設定だと、ユーザーの設定変更では通知が出ないので、設定をいじるたびに通知が出る煩わしさは無くなったようです。

プロパティの特権レベル

しかし、プログラムファイルのプロパティから「管理者としてこのプログラムを実行する」を有効にした場合は相変わらず警告が出るので、煩わしいのは大して変わらない気がします。どうせなら、学習して2度目からは警告がでないとか、設定した信頼済みプログラムには警告を出さないとか、そんなシステムにして欲しかったところです。

なお、デスクトップを暗転しない設定はVistaの時から可能だったので、これは単に分かりやすいところで設定できるようになったというだけですね*1


電源ボタン

Vistaだとスタートメニューの電源ボタンはただの電源マークですが、Win7だとアクション名がちゃんと表示されるようになってます。

電源ボタン

マークだと何が起こるか分かりにくいので(自分のPCはともかく他人のPCではうかつに押せないかも)こっちの方が良いですね。

ついでに、電源ボタンのアクションをタスクバーの設定から変更可能にするという地味な改善もされてます。(Vistaでは電源オプションから。)

タスクバー周り

タスクバー周りは結構変わったようです。

まず、クイック起動が無くなった代わりに、タスクバーにそのままプログラムアイコンをおけるようになりました。

タスクバーアイコン

このアイコンは、プログラムを起動させるために使うことも(クイック起動の代わり)、プログラムの切り替えに使うことも(従来のタスクバーの機能)でき、プログラムの状態でアイコンの見た目が変化します。プログラムを起動したいときも、起動済みプログラムを前面に持ってきたいときも、同じアイコンをクリックすればよいと言うことなので、プログラムの起動状態をあまり意識せずにすむということになるかな。

タスクバーアイコンの状態

私は、タスクバーをあまり占有されたくないので、タスクトレイ(通知領域)に格納できるアプリケーションはできるだけタスクトレイに格納する設定にしていましたが、Win7ではそういう設定はしない方が使いやすそうです。

タスクバーの見た目

Vista以前と違って、タスクバーアイコンにテキストは表示されず、アイコンの大きさも大きくなっています。アイコンが大きくなったためか、タスクバーの幅自体も大きくなりました。ただ、これらに関しては設定で変更可能なので、Vistaに近い状態に戻すこともできそうです。

  • タスクバーの設定
    タスクバーの設定
  • 小さいアイコン(タスクバーの幅も小さくなる)
    小さいアイコン
    • 幅が小さくなるため、時計部分の日付表示は無くなってしまう
      タスクバーの時計
  • ラベル有り
    アイコンのテキスト(ラベル)

私は画面を広く使いたいのでタスクバーの幅は小さい方が良いのですが、アイコンの視認性が若干悪くなり、日付表示(結構ありがたい)もなくなるので、どうするかはちょっと悩ましいところです。

通知領域の設定

通知領域の設定がより細かくできるようになってました。もっとも私は「タスクバーに常に全てのアイコンと通知を表示」を有効にしてしまうので詳細に設定できようがあまり関係ないのですが^^;

通知領域の設定

アプリケーションの動作

x64版なので32ビットアプリケーションはWOW64で動作することになります。そこで試しに、Sleipnirやサクラエディタ*2などを動かしてみましたが特に問題なく動作していました。ついでにECOも動かしてみましたがこちらも特に問題なし。

ただ圧縮解凍ソフトが使うDLLを導入するときに、system32に入れてもソフトに認識されないトラブルには遭遇しました。調べてみると、system32は64ビットDLLを入れる所で、32ビットDLLはSysWOW64に入れるんだとか。これはちょっとややこしい(-_-;)

感想

まだ数時間しか使ってないですが、よく言われているようにbetter Vistaという感じですね。使い込んでいけば評価も変わっていくとは思いますが、とりあえず今のところはVistaからわざわざ変更するほどのものでは無いかなあと思います。

それから、64ビット版は初めて使いましたが、WOW64は結構うまく動作するようです。未署名のドライバを使う*3ような事がないなら、64ビット版でもあまり問題ないかもしれません。

*1 : もちろん、設定が分かりやすいのも大事なことですが。

*2 : サクラエディタはx64版もありますが、正規表現が使えないそうなので入れるのやめました。

*3 : 64ビット版では未署名のドライバは基本的に使えない。フリーソフトの中には未署名のドライバを使うものがあるので、そういうソフトを使いたいときは困ることに。