2016/06/27(月)Synology DS216j データ移行 (rsync)
Synology DS216j データ移行 (rsync)

Synology DS216jのセットアップが終わったので、QNAP TS-219P+に保存してあるデータを移行(コピー)します。PC上でコピー貼り付けしてもコピーはできるのですが、PCを経由して無駄な感じがするので(PCの電源をその間落とせませんし)、NAS間の直接コピーをやってみます。
Synology DS216j のrsyncサービスを有効化
DS216jをサーバーにしてTS-219P+からアクセスすることにします。まずはDS216j側の設定から。
- コントロールパネル→ファイルサービス→rsyncの、「rsyncサービスを有効にする」にチェックを入れます。
- 「rsyncアカウントを編集」をクリックし、共有フォルダへのアクセス権を持ったユーザーとrsync用のパスワードを入力します。
QNAP TS-219P+からrsyncバックアップ実行
ここからはバックアップ元のQNAP TS-219P+側の操作です。Webブラウザから管理画面にログインして操作します。
QNAP TS-219P+からSynology DS216jをマウントしてコピー
rsyncだと転送速度が遅めなのと、QNAPのrsync設定が複数のフォルダを指定するには手順が面倒なので、別の方法も試してみます。
- QNAP TS-219P+にsshで接続。
- DS216jの共有フォルダをマウント。
mkdir /share/qnap_data/nas2_data mount.cifs -o user=DS216j_user,iocharset=utf8 //192.168.11.101/data /share/qnap_data/nas2_data
- QNAP側に共有フォルダqnap_dataがある前提で、その中にnas2_dataディレクトリを作って、DS216j側の共有フォルダdataをマウント。
- DS216j側のユーザー名はDS216j_user。
- DS216jのIPアドレスは192.168.11.101。
- これでDS216jの共有フォルダにアクセスできるので、cpコマンドなどで普通にコピーします。
cp -r /share/qnap_data/contents /share/qnap_data/nas2_data
- コピー開始後にssh接続を切りたい場合は、コピー処理をシェルスクリプトに書いて、nohupを使います。nohupはcoreutilsに含まれています。
ipkg install coreutils nohup ./batch.sh & exit
- コピー開始後にssh接続を切りたい場合は、コピー処理をシェルスクリプトに書いて、nohupを使います。nohupはcoreutilsに含まれています。
- 用が済んだらアンマウントしておきます。
umount /share/qnap_data/nas2_data rm -r /share/qnap_data/nas2_data
こちらの方法だと50MB/s~60MB/sくらいの転送速度のようです。(小サイズのファイルが大量だともっと遅いかも。)