2016/11/23(水)ノートPC購入・SSD換装 (LEVEL∞ N-Class Lev-15QX092-i7-RNE)
2016/08/18(木)Kaspersky 2016 のスクリプト埋め込みが改善されてた
Kaspersky Internet Security 2016 のスクリプト埋め込みが改善されてた
以前の動作
Twitterに書いたとおり、Webページにスクリプトを埋め込まれ、0.5秒おきにスクリプトにアクセスするような動作をしていました。(アクセスはローカルなもので外部への通信が発生するわけではない。)
更新後の動作
Windows 10のAnniversary Update後にKaspersky Internet Security 2016が動作しなくなった*1のでアンインストールして最新版16.0.1.445を入れ直したのですが、挙動が以前と変わっていました。*2
まず、スクリプトが埋め込まれる動作は従来通りですが、0.5秒おきにアクセスする動作はしなくなっていました。
また、「Webページと連携するためWebトラフィック内にスクリプトを埋め込む」という設定が追加されており、この設定を無効にすることでスクリプト埋め込み動作をしなくなります。

これならまあ不満はないかなあ。
2013/01/02(水)CDexで作成したflacファイルの演奏時間(Duration)がおかしい
CDexで作成したflacファイルの演奏時間(Duration)がおかしい
CDex*1でExternal Encoderにflac.exeを指定したときに、うまくflacファイルが作れなかったので対策とかをメモ。
現象と原因
- 現象: 作成したflacファイルのDuration(演奏時間)が3:22:53.943 (536870902 samples)になってしまう。
- metaflac --list の出力
METADATA block #0 type: 0 (STREAMINFO) is last: false length: 34 minimum blocksize: 4096 samples maximum blocksize: 4096 samples minimum framesize: 0 bytes maximum framesize: 0 bytes sample_rate: 44100 Hz channels: 2 bits-per-sample: 16 total samples: 536870902 MD5 signature: 00000000000000000000000000000000
- metaflac --list の出力
- 発生条件: CDexのオプション>設定>エンコーダを以下のように設定していると発生
- エンコーダ: External Encoder
- WAVヘッダーを標準出力へ送る: チェック
- オンザフライエンコード: チェック
- エンコーダパス: flac.exe
- パラメータ配列
-T "Artist=%a" -T "Title=%t" -T "Album=%b" -T "Date=%y" -T "Tracknumber=%tn" -T "Genre=%g" -V -8 -o "%2" -
- 原因: CDexが送るWAVヘッダー内のサンプル数情報がおかしいため。
対策
対策は、「オンザフライエンコード」をやめるか、「WAVヘッダーを標準出力へ送る」をやめるか。今回は後者で対策。
- 対策: CDexのオプション>設定>エンコーダを以下のように設定
- エンコーダ: External Encoder
- WAVヘッダーを標準出力へ送る: チェックしない
- オンザフライエンコード: チェック
- エンコーダパス: flac.exe
- パラメータ配列(WAVEヘッダーに載っていたフォーマット情報を追加する)
--force-raw-format --endian=little --channels=2 --sign=signed --sample-rate=44100 --bps=16 -T "Artist=%a" -T "Title=%t" -T "Album=%b" -T "Date=%y" -T "Tracknumber=%tn" -T "Genre=%g" -V -8 -o "%2" -
- 対策後のmetaflac --list の出力
METADATA block #0 type: 0 (STREAMINFO) is last: false length: 34 minimum blocksize: 4096 samples maximum blocksize: 4096 samples minimum framesize: 14 bytes maximum framesize: 14586 bytes sample_rate: 44100 Hz channels: 2 bits-per-sample: 16 total samples: 9064448 MD5 signature: b39e15237a351fd155da06ee8d7a4e3c
すでに作成してしまったflacファイルの修正
STREAMINFOだけ書き換えられると再エンコード不要で早そうなのですが、方法が見つからなかったので再エンコードすることにしました。再エンコードするとタグ情報が消えるので、metaflacを使って元ファイルからコピーします。
- flac2flac.bat
flac -d -F -c %1 | flac -V -8 -o %2 - metaflac --export-tags-to - %1 | metaflac --import-tags-from - %2
- 使い方
flac2flac.bat 元ファイル.flac 再エンコード後.flac
- 使い方
2011/12/05(月)USBマウスが認識しなくなる問題
USBマウスが認識しなくなる問題
分かってみれば単純な話でしたが、原因究明に時間がかかったのでメモ。
症状
以下の順序で進行。
- USBマウスがいつの間にか使えなくなる現象がたまに発生。ポートを変えてもだめ。再起動すると使えるようになる。デバイスマネージャーでUSB関係に「問題が発生したのでこのデバイスは停止しました。(コード43)」。
- 再起動しても使えない場合が出てくる
- 起動できない場合が出てくる(ディスプレイには何も表示されず)。USBマウスを抜くと起動できる。
- 起動時に以下のBIOSメッセージが出る
ERROR 0701: USB Over Current On HC/Port - Bus:00H Dev:1AH Fun:07H / Port:01H ERROR 0701: USB Over Current On HC/Port - Bus:00H Dev:1AH Fun:00H / Port:01H ERROR 0701: USB Over Current On HC/Port - Bus:00H Dev:1DH Fun:01H / Port:01H
原因
マウスの故障だったらしく、マウスを替えたら直りました。
最初の症状でドライバの問題か、ポート側の故障かと疑ってしまったので、もっともあり得そうなマウスの故障にたどり着くのに時間がかかってしまいました^^;
最後の症状のメッセージからすると、マウスのどこかが接触不良などでショートしていって、接触不良の状態によっては使えていたのでしょうね。
とりあえずPC側の故障でなくて一安心。
2009/12/26(土)AtermWR8300Nの無線LAN設定
AtermWR8300Nの無線LAN設定
無線LANルーターAtermWR8300Nを購入したので設定方法などをメモ。(人にあげるために買ったので使えるのは一週間ほど。良さそうなら自分用も買うかも。)
AtermWR8300Nの主な特徴は
- 有線インターフェースがWAN/LAN側とも1000BASE-T対応
- 無線は、2.4GHz帯のIEEE802.11n対応(5.2GHz帯には未対応)
- 物理層転送速度はデュアルチャネル使用時最大300Mbps、未使用時130Mbps
- マルチSSID & ネットワーク分離機能
- 脆弱なWEPをできる限り安全に使うための機能
1年前は、有線が1000BASE-T対応で、無線に11nが使えるようなルーターはそれなりに高価でしたが、今は1万円以内の製品もあるので買い時としては悪くないと思います。IEEE802.11nも長らくdraftだったのが9月に正式策定されましたしね。
ルーター側の設定
自動で設定する機能もあるのですが、どんな設定項目があるのか確認したいのもあって手動設定しました。(自動設定使わなくてもそんなに手間ではないです。)
- 有線LANでルーターと接続
- http://web.setup/ にアクセスしてルーターの設定画面を開く
- 無線LAN設定を開き適当に設定
- SSID: 任意
- 無線動作モード: 自動にしておくとチャネル設定がオートになる(空いてるチャネルを探してくれるらしいです)
- デュアルチャネル機能: 40MHzバンド幅を使用した通信を行いたい場合はチェック(選択できるチャネル数が減るので使わない場合はチェックを外しておいた方が良いかも)
- 暗号化モード: もっとも安全性が高そうなWPA2-PSK(AES)を選択
- WPA暗号キー(PSK): 64桁の16進数を入力、これがPSK(Pre-Shared Key: 事前共有鍵)になる
- 63桁以下のパスフレーズを入力することもでき、その場合はハッシュ関数を通して256ビットの暗号鍵に変換されます。
- 暗号化キー更新間隔: 短い方が安全だけど、とりあえず初期設定のままに。
PC側の設定
暗号化方式などは自動判別されるらしく、入力する必要があるのは暗号キーだけでした。(OSはWindows 7)
これで接続できましたが、リンク速度が130Mbpsでデュアルチャネル(バンド幅20MHz)にはなっていません。ネットワークアダプタの設定によるものなので、設定を変更してみます。
PC側デュアルチャネルの設定
これで300Mbpsでリンクできましたが、接続はかなり不安定でベンチマークのためにデータを流すと30秒経たずに切断されます。これでは使い物にならないので元に戻すことにしました。
ちょっと残念な結果でしたが、2.4GHz帯は(特に都市部では)混雑しているためにデュアルチャネルが有効に働かないこともあるので、デュアルチャネルにそこまでこだわることもないかなと思います。(デュアルチャネルを使いたいなら、使用可能な帯域が広い5.2GHz帯を使うことも考慮に値するかも。)
スループット測定
iperfで測定してみたところ、TCPで50Mbps前後でした。無線LANとしては十分な速度だと思います。
ファイル転送も、よほど大きなファイルでなければストレスなく転送できますね。
おまけ: 暗号化モードについて
暗号化モードの項目には「WPA2-PSK(AES)」などの選択肢がありますが、この選択肢の意味をちゃんと把握できる人はあまりいないと思います。じつは、この「WPA2-PSK(AES)」の中のWPA2、PSK、AESはそれぞれ別の概念なので分けて考えた方が分かりやすいです。
具体的には、セキュリティ規格(セキュリティ標準)、鍵管理方式、暗号化方式の3つの概念があり、それぞれにいくつか種類が存在します。
- セキュリティ規格: WPA、WPA2
- 鍵管理方式: Enterprise(認証サーバー使用)、Personal(PSK使用)
- 暗号化方式: RC4-TKIP、AES-CCMP
WPAとWPA2の違いは、ハンドシェイク方式などが違うらしくWPA2の方が機能性が上のようですが、普通の人は気にしなくて良い気がします。*1
セキュリティ強度は、どちらかというと暗号化方式で決まりますが、WPAでは「RC4-TKIPが必須でAES-CCMPがオプション」、WPA2では「RC4-TKIPがオプションでAES-CCMPが必須」なためか、WPA2の方が安全であると言われているようです。(実際WPA=TKIP、WPA2=AESの様な記述をしている所は多いですし、その組み合わせしかサポートしない機器もあります。)*2
※ルーターの設定では「WPA/WPA2-PSK(AES)」なんていう選択肢もありましたが、これはWPAとWPA2のどちらでも接続できると言うことかなあ。
鍵管理方式は家庭向けだとPSK(事前共有鍵)方式しか使えないことが多いですが、エンタープライズという認証サーバーを使う方式もあります。
暗号化方式は、暗号プロトコルと暗号アルゴリズムの組み合わせです。具体的には、TKIPやCCMPは暗号プロトコルで、RC4やAESは暗号アルゴリズム(暗号プリミティブ)です。なので、TKIPとAESは本来比較されるものでは無いのですが、一般的にはRC4-TKIPをTKIP、AES-CCMPをAESと略すようです。強固なのはAES-CCMPの方なので特に理由がなければAES-CCMPを選びましょう。
[余談] 良くAESだから安全という言われ方をしますが、単にAESを使っていればよいと言うものでは無くてAESを使っていても鍵管理などを含めた暗号システムの出来が悪ければシステム全体としては脆弱になります。もしRC4-TKIPのRC4だけAESにしたとしても、安全になると言うわけではないと言うことですね。